【元アパレル企業採用担当者が語る】アパレル転職でハローワークってどうよ?

【元アパレル企業採用担当者が語る】アパレル転職でハローワークってどうよ?
管理人がアパレル企業に在職していた約15年間のうち10年間ほどは、正社員・アルバイトを含め平均して年間50人~100人程度の採用面接を行っていました。

その経験から、「ハローワークを使ったアパレル転職」の是非を語ってみたいと思います。

そもそもハローワークにアパレル求人はあるのか?

最近でこそ、公共職業安定所(職安)からハローワークと愛称をつけ、若者にも使ってもらおうとがんばっていますが、一昔前の職安と言えば、くたびれたおっちゃんが行く陰気な場所(※あくまでもイメージ)というのが印象でした。

はたしてそんなアパレル業界のイメージとはほど遠いハローワークに、アパレル求人はどれくらい存在するのでしょうか。

実はハローワークに登録されている求人情報は、インターネット上で誰でも見ることができます。

→ハローワークインターネットサービス

まあさすがお役所仕事だけあって、一般的な転職サイトなどと比べると、検索画面の使いづらさはかなりのものですが・・・。

まずは検索画面で、都道府県を指定して(※5つまで選べるので、今回は東京・神奈川・埼玉・千葉の首都圏を選択。)

次にフリーワードで「アパレル」と入力。

すると検索結果に、「アパレル」を含む求人情報が2517件表示されました。

首都圏で2500件ですから件数としてはそこそこです。

また、内容を見るとやはり販売が多いのですが、それ以外にもデザイナー、パタンナーからシステムエンジニア、さらには検品作業員からトラック運転手まで中々多彩な求人が揃っています。

それではアパレル転職でハローワークは使えるのか

というわけで、一定数のアパレル関連の求人情報はハローワークに登録されていることが分かりました。

しかし、管理人としては以下の理由でハローワークを使ってアパレルへの転職活動をすることはおすすめできません。

理由① ハローワーク経由の求職者はぶっちゃけ印象が良くない

管理人の経験の中では、ハローワークを通じて応募してきた方を採用したことは皆無です。

ハローワークを通して応募してくる方の傾向としては、「アパレル業界で仕事がしたいから」応募してきたという方は残念ながらほとんど存在せず、「どこでもいいから就職したい」という方が大多数でした。

結果的に、アパレル業界への理解や熱意に乏しく、採用に至ることはありませんでした。

また、アパレル業界で働く以上、人並み以上の「情報感度」は欲しいところです。

その点で考えてもこれだけ転職についての情報収集が容易なこの時代で、ハローワーク経由というのもあまりいい印象が無いというのも採用側の本音です。

理由② ハローワークの担当者はアパレル業界のことを知らない

ハローワークの担当者は、毎日多くの求職者と面談をし、さまざまな就職・転職についてのアドバイスもしてくれることも多いです。

とはいえ、そこはお役所です。

特定の業界事情に通じているわけではありませんし、あまりファッション業界に興味があるような方もお見受けしません・・・。

理由③ ハローワークより使いやすい転職支援サービスはいくらでもある

これを言ってしまったら話はおしまいというかんじですが(笑)。

少なくともアパレル業界に関していえば、専門の転職エージェントは多く存在しますし、大手の転職サービスでも充分なフォローが受けられます。

また、求人情報の量でもハローワークよりもはるかに多くの案件を持っているサービスがほとんどですし、ひとつひとつの求人や企業の内部の事情にも精通しており、情報の質という点でも一般の転職サービスに軍配があがります。

そこであえてハローワークをつかうメリットは存在しないと言わざるを得ません。

まとめ

ここまで見てきたように、ことアパレル転職においてはハローワークの就職支援サービスは、情報収集ツールのひとつとして活用する以外には、残念ながらあまり意味のあるものではないかもしれません。

なお、もちろん、失業保険をもらうためにはハローワークに行く必要はあるので、そこはお間違え無く(笑)。

参考記事

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