アパレル面接の質問の基本的傾向
アパレル業界の面接で、まず面接官が知りたいことは、
この人はアパレルやファッションのことにどれくらの興味や知識があるのだろう
ということです。
服を売るのであれば、基本的にはお客様よりお洒落であることが前提ですから、
「ご自分の好きなスタイリングを教えて下さい。」
「今シーズンのカラートレンドはどんなものですか?」
「よく買い物に行くショップはどこですか?」
などの、ファッションに関する基本的な質問には答えられるようにしておきたいところです。
もしこのあたりの質問に自信が無ければ、事前にそのブランドと同じテイストのファッション誌などで今のトレンドやスタイリングの予習をしておくと良いでしょう。
アパレル面接ではブランド愛が大事!
その他にもアパレル業界の面接では、他の業界とはちょっと違う定番の質問があります。
なぜならば、アパレル企業の重要な人材採用基準のひとつとして、
「うちのブランドや商品を好きな人に来てほしい!」
という想いがあるからです。
ファッション業界はいわば感性=好き嫌いの世界ですから、自分が好きでもないテイストのブランドで働くのは、働く本人にとってもつらいことですし、その結果あまり仕事でのパフォーマンスもあがらないことも事実です。
もちろん、どんな業界でもその会社の商品やサービスが好きな人を採用したいと思ってはいるのですが、このような理由で、特にアパレル・ファッション業界では「ブランド愛や商品愛があってなんぼ」ということに重きを置く傾向があります。
したがって、ブランドへの知識や興味を見極めるための質問として
「なぜうちのブランドへ応募されたのですか?」
「当社のブランドのどんなところが好きですか?」
「うちのブランド以外にも好きなブランドはありますか?」
などは大定番の質問となっています。
このような質問への対策しては、応募ブランドの何が好きなのかをきちんと言葉で説明できるようにしておくことが大切です。
商品の良いところはもちろん、接客サービスやお店の雰囲気など、どんなところが優れていると感じているのかを自分の言葉でしっかり伝えられれば、好感度はかなり上がります。
普段そのブランドのお店をよく利用しているいないに関わらず、一度は面接の前にショップの見学をしておきたいですね。
そのときには、そのブランドだけでなく、主に同じフロアにあるライバル店のことも観察しておき、応募するブランドが他のお店やブランドと比較してどのように良いのかを、まとめておきましょう。
さらに一歩踏み込んで、
「今のお店も素敵だけど、自分だったらここの部分をこうしてみたい!」
というところが具体的に見つかったら、それも頭に入れておきましょう。
特にアパレル経験者の場合
「当社のお店を見て何か改善できるような点はありますか?」
というような質問をされることもあるからです。
その他の聞かれやすい質問と基本的な面接の注意点
ここまでみてきたようなアパレルならではの質問以外にも
「自己PRをお願いします。」
「将来の目標は何ですか?」
「前の会社を退職した理由を教えて下さい。」
などのアパレルに限らず聞かれる質問には、しっかり準備をしておきましょう。
また、質問への答えそのものだけでなく、特に店舗スタッフの場合は、質問への受け答えにハキハキと笑顔で対応できているかも大事なポイントとなります。
面接の場では緊張で普段通りの自分が出せないことが多いものです。
事前に鏡の前で練習したり、また、転職エージェントを利用するのであれば、面接のシュミレーションをしてもらったりして、対策をしておくとよいでしょう。
なお、アパレル業界の面接では面接の際の「服装」も他の業界よりも大切なポイントとなりますので、そちらについては下記の記事を参考にして下さいね!