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アパレルMD(マーチャンダイザー)の仕事とは
MD(マーチャンダイジング)とは日本語では「商品政策」もしくは「商品化計画」と呼ばれ、商品のラインアップの企画や商品化のスケジュール、また予算管理や販売計画までも含みます。
したがってその担当であるアパレルMD(マーチャンダイザー)の仕事はかなり幅の広いものとなります。
具体的な仕事の流れとしては、まずマーケット調査やトレンドの調査から始まり、自社・他社の売上動向を踏まえながら、次に何が売れるのかを分析・予測しシーズン全体の商品企画を計画します。
総合的な商品政策を基に、デザイナーや商品企画の担当者と一緒に具体的な商品作りを進めていきます。
また、買い付け商品を扱うブランドでは、バイヤー的な仕事を兼ねる場合もあります。
商品にかかわる総合的なプロデューサーであるため、企画、生産、流通、販売をトータルに把握する力が求められる仕事です。
アパレルMD(マーチャンダイザー)になるためには
アパレルMDには全体を分析する力や、各部署との調整力など総合的な力が求められるため、販売部門やバイヤーなどの仕事をある程度積んだ後にMDとなる場合が多いようです。
また、アパレルの商品作りの上流から下流まで全ての要素に一定の知識が求められるため、自分に足りない部分は積極的に勉強しておくことも必要です。
商品作りを深く知るために、改めてデザインやパタンナーの学校に通う方もいるほどです。
海外買付けがあるブランドであれば、英語・イタリア語などの語学力は大きなアピールポイントとなります。
アパレルMD(マーチャンダイザー)の平均年収
アパレルMDの平均年収は20代後半で300万円台後半、30代前半で400万円台前半、30代後半で500万円前後です。
また、アパレル業界の中では年収1000万円以上の方が多い職種でもあり、実力次第では高収入を手にすることのできる可能性があることも魅力です。
アパレルMD(マーチャンダイザー)の転職のポイント
アパレルMD にはブランド全体のことが俯瞰できる、経営者的な視点を持つことが求められます。
したがってアパレル各部門での相応の経験と、具体的な数値で示すことのできる実績がないと転職は難しいでしょう。
十分な実力が無いと思う方は今の環境でまずはスキルアップに専念することも大切です。
もちろん未経験からの転職はさらに難関であるため、まずはなにかひとつでも自信を持ってアピールできる力を身につける努力をしていきましょう。